プレ然草

プレ然なるままに日暮らし、パソコン向かいて。

素人がメルカリで中古PCを購入した話【コスパ〇、注意点あり】

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私がブログ制作に使っているPCはメルカリで買ったものです。

その際に、色々学べたことがあったので、記事にしました。

結論から申し上げますと、

成功したとは思うが、完璧ではなかった

という感じです。
満足しているんですけどね。

目次は以下となります。

購入のきっかけ

使用していたPCが古いため、ZOOM等のビデオ通話が全くできないことから、
新しくノートPCを購入することを決断。

古いといっても2013年に購入した富士通のLIFFBOOKなのですが・・・
・ビデオ通話しても画質が悪すぎる
・ラグが尋常ではない

そんな状況だったので、

「これから始まる転職のWeb面接でこれは困る!」
という危機感から、購入することに決めたのでした。

購入したいPCの条件/

・予算10万
・処理が早く、持ち歩きやすい

 

ガバガバですね。
処理が早いPCとはあまりにも幅広い条件。

なお、用途としては

・ブログや動画視聴ができる程度
・ゲームはやらない
・テレワークに支障ないレベル


これくらいができたらいいかなという感じです。

その結果たどり着いたのが

SSDを搭載している
・メモリは4Gは必須
・CPUはCeleron以外
・できればofficeがついて欲しい


というものでした。

それを条件にしたところ、
以前会社から貸与されていたLenovo ThinkPadの使い心地が良かったので、それにすることが決まりました。

新品か中古か

素人が良いスペックのPCをOfficeソフト込みで新品で10万という予算で購入するのは
難しい
と判断し、

中古で購入することを決めました。

以前にも中古PCを買ったことがあるので
中古に抵抗感がなかったことも後押ししました。

中古PCの購入経路の検討

当初想定したのはこの二つです。

①JEMTCの有償譲渡会

自治体の公民館やホールで行われる譲渡会です。
一度行ったことあったので、選択肢に入れました。

jemtc.jp

【メリット】

・自分で現物を見れる
・2年間保証
・電話での操作サポートあり
・Officeが付いている(以前買った際はWPS Office)
・おまけで有用なソフトウェアがついてくる
・購入で失敗する可能性は低い

【デメリット】

・法人等でリースアップした古めのPCが多い
・総合的にコスパは良いが、非常に安くはない印象

Amazon楽天市場

一般的な選択肢だと思います。

多少のボロさに割り切れるならコスパは良いかもしれません。
現物が見れず、商品説明の詳細欄を凝視する必要があります。

【メリット】

・値段は安めなのが魅力
・保証付き
・返品可能なこともある

【デメリット】

・現物を見れない(写真が見れないことも)
・業者の当たり外れがある
・説明を見ないと落とし穴がある


いろいろ漁って、

いい値段だ!これにしよう!と思ったら

WEBカメラが使えない」
「側面が割れている」

との情報でげんなりしていたところ

妻からの提案でメルカリという選択肢が出てきました。

③メルカリ、ラクマ

写真、説明文、出品者の過去の取引レビュー等入念にチェックする必要があります。

またOfficeの有無等、付属品、これまでの使用状況
といった要素から価格の妥当性を判断できなければなりません。

失敗すると相手は個人なので、
大損失の可能性があるためです。

私は3回目のPC購入というのもあって
根拠ない自信からチャレンジしました。

【メリット】

・商品の写真が見れる
・値段が安いことが多い
・出品者もある程度見極められる

【デメリット】

・最低限知識がないと失敗する可能性がある
・相手が個人なので、見極められないと大失敗する危険がある
・保証がない

 

結果メルカリで購入したところ、

Lenovo ThinkPad(1年使用、使用感・傷ほとんどなし)
Intel(R) Core(TM) i5-7300U CPU @ 2.60GHz   2.71 GHz
メモリ8G
SSD256G
Windows 10 Pro


が4万円以内で購入できました。

Amazon楽天市場だと
Webカメラが不良等であるような商品と同等レベルの価格です。

さて。
これだけ偉そうに語ると大成功したかのように思われそうですが
失敗した点があります。

Officeプロダクトキーの受け取りに失敗したことです。


そのため、出品者のページには
Microsoft Office付き」という文言があるにも関わらず
Officeが使えていません。

Office付だったら更に2~3万価格が高くてもおかしくないので、
なんとか妥協できましたが・・・悔しい限りです。

個人間で中古PCを譲渡する際、プロダクトキーの譲渡手続きに注意

この点に気づいたのが、
受け取り報告した後だったので、後の祭りでした。

「プロダクトキーが付いているので、再インストール可能です」

という文言を鵜呑みにしたのがすべての原因です。

私は以下の画面で確認できるプロダクトIDのことを言っているのか?
と思いましたが、

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Officeのプログラムキーは全くの別物で、
カードのようなものに記載されています。

そのカードは梱包された中にはどこにもありませんでした。

従って、プロダクトキーはMicrosoftアカウントと紐づくものなので、
前所有者(出品者)の方が所持したままになっていたのです。

そのため、
個人間でOffice付のPCを譲受する際はプロダクトキーのカードは必須であり

新所有者が手数料を支払い、こちらのサポート窓口に連絡し、正式な譲渡手続きを行う必要があるということでした。

「出品者の方は画面で確認できるプロダクトIDのことだと勘違いしていたのか?」
という性善説

「意図的なもので、自身は今も当該プロダクトキーのOfficeを使用しているのか?」
という性悪説

が頭をよぎりました。
いずれにせよ、受け取り確認をしてしまったので、時すでに遅し。私の失敗です。

Officeは買うと高い

さて、それではOfficeはどうしようか。

確認すると、Office Personal 2021で3万円ちょっと。
会社で使っていたOffice365は個人向けプランで月額1200円ほど。

色々調べると、激安プロダクトキーというものがあるが、
価格が1000円台からと、怪しい香り。

どうやら廃棄PC等から引っ張りだしたからこの価格だそうで、
購入することもライセンス違反に加担することになるよう。

また、購入してもウイルス混入や認証失敗でムダになったりと
ろくなことにならないようなので、皆さん気を付けましょう。

Microsoft公式も注意喚起しています。

www.microsoft.com

無料版Officeの存在

そんなわけで、最終的に無料版Officeを使用することに落ち着きました。

Windows10であれば、選択肢は大きく分けて二つです。

LibreOffice

無料かつ、Microsoft Officeとほぼ互換性のあるLibreOffice

使用を検討しましたが、互換性が完璧ではないようなので、私は使いませんでした。
転職の履歴書データや職務経歴書のフォーマットのずれ等を懸念したためです。

他の人とやり取りをせず、自分自身だけで使うのならおすすめだと思います。

ja.libreoffice.org

Windows10の無料Office(ブラウザ版)

ブラウザ版は無料で使えます。

互換性も全く問題ないため、私はこちらを使用しています。
特に凝った資料を作らない限りは、機能に問題も感じていません。

ただ操作感は落ちるので、スピーディーに作業したい方は上記のLibre Officeがいいのではと思います。

まとめ

・メルカリでお得には買えるが、細部のチェックを怠ると失敗する

・中古PC購入で外れを引きたくないのなら、JEMTCによる有償譲渡会がおすすめ

・個人間取引でプロダクトキーの譲渡が生じる場合は注意が必要

・出品者にプロダクトキーのカードが付いていることを必ず確認する

・動作確認(特にカメラ)、付属品をチェックしてから受け取り確認する

・激安プロダクトキーはライセンス違反やウイルスにかかる危険がある

・無料版Officeがあるので、買ったPCにOfficeが付いていなくてもなんとかなる

おわりに

いかがでしたでしょうか。

メルカリでコスパよく良いPCを購入することは可能です。
しかしながら、入念なチェックが必要なのでその点は注意しましょう。

私の失敗が皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!