選挙速報をエンタメコンテンツとして楽しむための3つの視点【知っていれば意外と面白い】
「うわっ、今日選挙の日じゃん。テレビ何観よう・・・」
こう思う人は少なくないはずです。
(私の妻がそうです)
一昔前、選挙開票日はレンタルビデオ屋が混雑していました。
今はサブスクやYoutubeがあるので、そこに流入するでしょうが、
一般的には選挙速報というのは
クッソつまらないイメージです。
しかし、私は選挙速報が大好きです。
衆議院選挙の日程が決まりましたので、
今回は
・選挙速報をエンタメコンテンツとして楽しむ3つの視点
・2021年秋衆議院選挙の見どころ
を記載します。
(性質上、不謹慎な記載がありますがご容赦ください。)
選挙速報をエンタメコンテンツとして楽しむ3つの視点
視点①国会議員の命運が見れる
国会議員の平均年収は約2,200万円です。
この金額の多寡は置いておいて、
落選した場合、再就職が決まるまで所得はありません。
また、彼らは公務員の特別職という扱いである以上、雇用保険の失業手当や退職金すらありません。
そのうえ、立候補には供託金
(小選挙区300万円、比例600万円)
のほか、選挙資金もいるので、
落ちたら借金を抱え込む危険があります。
ぱっと見『上級国民』というワードを投げかけたくなる彼らですが、
彼らは落選したら、一般国民よりも非常に苦しい立場になってしまうのです。
その前提を知ると、当確時の事務所中継でよく映る、ダルマを囲ってバンザイ三唱している姿を見ると、
「ホッとしたんだろうなあ」
「嬉しいんだろうなあ」
と思えてきます。
そんな意味では、
「国会議員の命運を追うリアリティショー」という視点があります。
(参考)
https://www.nenshuu.net/magazine/pages.php?pages_id=250
視点②政党の狙いがわかると熱い
議席数を知ると楽しめます。
卓球やテニスでいう、マッチポイントをイメージしてください。
知っていると、今が重要で熱い局面だとかわかって楽しめますよね。
衆議院議員選挙の目安となる指標は以下となります。
議席数でできることは以下となります。
ここでポイントとなるのは
議席数の数字がわかると、
・この選挙は与野党にとって勝ちだったのか、負けだったのか
・各党の思惑通りなのか、そうでないのか
がわかるので、1議席の重大さがわかって面白くなります。
スポーツでいうなら、ルールを知らないスポーツの観戦はつまらないけど、
知っているスポーツの観戦は面白いのと似ています。
与党の視点
自民党・公明党としては少なくとも5議席増やして310議席とすることで、
2/3を確保し憲法改正発議を実現させたい思惑があることでしょう。
また、大敗して73議席を失うと
自公連立で過半数である233議席を割ってしまい法案が可決できなくなってしまいますので、ここは死守しないといけません。
野党の視点
野党共闘で自公の議席を減らせば政権交代に近づけるので、
少しでも多く勝てるようにしなければなりません。
視点③王国での接戦は見てて熱い
王国って聞くと剣と魔法の世界をイメージするかもしれません。
国会議員が勇者となるわけではないです。
選挙において王国とは、いわゆる
保守王国と呼ばれる自民党の強い地域
民主王国と呼ばれる旧民主党(現:立憲民主党、国民民主党)の強い地域があります。
その地域で対抗馬が接戦していたら、
これは熱い展開です。
サッカーでいうところのジャイアントキリングが起こりそうな状態なわけですね。
選挙速報でアナウンサーがそのような解説をしていたら、絶対見た方がいいです。
双方候補者の選挙事務所の様子は緊迫感が伝わります!
さて、
面白くなる視点をお伝えしたうえで、
衆議院選挙の見どころを紹介します。
2021年秋衆議院選挙の見どころ
コロナ禍発生後初の国政選挙
今回の衆議院選挙は、コロナ騒動が起きてから初の国政選挙となります。
コロナ対策及び分配政策の具体策が争点となり、新しく発足した岸田内閣にとっては重要な試金石となるので、結果が見逃せません。
注目の選挙区
東京18区
民主党政権の元総理大臣菅直人氏と戦うのは、同じく民主党政権で首相補佐官等を務めていた現自民党の長島昭久氏。
旧民主党政権の際の同志同士で戦う注目の選挙区です。
広島3区
買収事件で議員辞職した河井克之元議員の議席を争う戦いです。
公明党が擁立した斉藤鉄夫氏と立憲民主党の新人ライアン真由美氏が戦います。
一連の騒動の審判が下される意味で注目される選挙区となります。
おわりに
選挙速報は、前提知識があれば意外と楽しく視聴できるものです。
前々から思っているのですが、
「政治に関心を持とう」
「選挙に行こう」
と言われても、それだけじゃなかなか興味って持てないと思うんです。
しかしながら、
選挙はスポーツ観戦と似ていて、少しでもルールを知っていれば楽しめる余地は出てくるのではないかと思ったので、この記事を執筆しました。
この記事を読まれた皆さま方、
ぜひ選挙速報をエンタメコンテンツとして楽しまれてくださいね。
投開票日は10月31日(日)です!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!