プレ然草

プレ然なるままに日暮らし、パソコン向かいて。

「おじゃる丸のキスケがポケモンと主張する奴にレスバトルで負けた」に見る現代社会の問題点

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5ちゃんねるで話題になった書き込みで、

「この前、おじゃる丸に出てくるキスケがポケモンだと言い張る奴にレスバトルで負けた」

というものがあります。

当時はそのインパクトもあり、面白おかしく見ていました。

ある日この書き込みについて思案を凝らしたところ、現代社会において感じる問題点に通じるものがあったので本記事を執筆しました。

クッソくだらないことを冷静に解説し、無理やり現代の問題と関連付ける筆者のアホさ加減と無理やりな論理構造をどうかお笑いください。

いやー、目次からしてひど過ぎます!(笑)

概要

キスケとは

おじゃる丸に盗まれた「エンマ大王のシャク」を取り返すために、おじゃる丸を追って月光町にやって来た子鬼トリオの1人である。

子鬼トリオの中で一番小柄な5歳である。外見は、横長の楕円の顔にくちばしがあり、体色は黄色で、語尾には「ピィ」をつける。

そのため、おじゃる丸からは「ヒヨコ」や「黄色いの」と呼ばれ続けている。本人はそのことを気にしている。

www.nhk.or.jp

ポケモンとは

ポケットモンスター(Pocket Monsters)は、株式会社ポケモン(発売当初は任天堂)から発売されているゲームソフトシリーズの名称。

また、同作品に登場する架空の生物の総称、それらを題材にしたアニメを始めとするメディアミックス作品群を指す。

略称は「ポケモン(Pokémon)」。

ja.wikipedia.org

キスケとポケモンの関連性

一切ありません。

例えば、別作品同士のコラボで代表的なものとして『ルパン三世VS名探偵コナン』が挙げられますが、そのようなコラボも存在しません。

「この前、おじゃる丸に出てくるキスケがポケモンだと言い張る奴にレスバトルで負けた」とは

インターネット掲示板「5ちゃんねる」で以下のレスを指す。

83 風吹けば名無し 2016/08/15 01:13 id:M03JSaLH0
この前、おじゃる丸に出てくるキスケがポケモンだと言い張る奴にレスバトルで負けた
レスバトルの経緯
スレッドの趣旨は割愛するが、
あるスレッドで、語尾に「~ッピ」と言うキャラクターの話をしていた。

同スレッドタイトル等から考察するに、
穴久保幸作先生の漫画「ポケットモンスター

に登場してくる「ピッピ」というキャラクターが、語尾に「~ッピ」と言うため、それを前提として会話していたものと想定される。

しばらくして、上記スレッドにレスバトル敗北者となるA(以下A)が参加。

Aは「おじゃる丸」のキスケも語尾に「~ッピ」と言う共通点から
”敢えて的を外れた発言をするというネタ”を込めて、ポケモンですらないキスケの名を出し、スレッド内で笑いを誘おうとしていたと思われる。
 
その後、レスバトル勝者となるB
(以下B)が出現。

BはAに対し
「マイナーなポケモンを知っている自分が凄い」
とマウントをしたいのだろう、と攻撃的な返答をする。

なお、当然ながらキスケはポケモンではない。
これを機にAとBとの間で諍い
(=レスバトル)が起こる。

Bは、
「自分がキスケをポケモンと言ったのは、おじゃる丸のマイナーキャラなど知らない為であり、キスケがポケモンである理由を説明する必要がない」と主張。
 
Aは面倒になったのであろう。
「飽きた」と発言
 
そこでやり取りを見ていたスレッド内の第三者が、
Bの「飽きた」発言から「Aの負け」とジャッジメント
 
結果Bの勝ちとなり、面倒となったAもその後負けを認める。
 
のちに、冒頭の書き込みをAが行い、そのインパクトから話題になったもの。
補足
なお、Bがキスケをポケモンだと思った点については、

キスケ含む子鬼トリオのカラーが赤・青・黄であるので、ポケモンの最初に選ぶポケモン(所謂御三家)に通ずるため

など諸説ありますが、こんなくだらないことで論争が起こるわけがないので詳しく触れません。

(そもそもこんなクッソくだらないことを解説する人なんてこの世で私だけでしょう)

本件を通して感じる現代社会の問題点

声の大きい人が得をする

前述のレスバトル勝者は、主張する内容は支離滅裂でなんとも自分勝手なものです。

しかしながら、声の大きさで勝利する、というのは得てして様々な場面で見られます。

匿名掲示板の事例をビジネス上の会議に結び付けるのはナンセンスと思いますが、

私の所属していた組織における会議というのは、話の内容よりも、声の大きさで主張が通ることが珍しくない状況でした。

もちろん、発言をしない側に問題がないというわけではないかと思いますが、「どう見ても多数派ではない」考え方に最終的に決まるのはおかしくないです。

どうやら、「声が大きい人勝ち」というのは多くの組織で同様だそうです。

president.jp

テレワーク化へのシフトで事態は深刻化?

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コロナ禍により、WEB会議というのは広く一般的なものとなりました。

以下の記事ではアンケートを行い、WEB会議と対面会議の比較を集計しています。

対面会議の方が、「意思疎通をしやすく、発言や議論がしやすい」
という回答となっており、

やはりWEB会議では活発なコミュニケーションを行うのは難易度が高くなることが見受けられます。

従って、上述した「声が大きい人勝ち」の流れはWEB会議の一般化により一層顕在化するのではないかと感じました。

prtimes.jp

考えられる解決策

意識変革とファシリテーターの必要性

まずは、会議で積極的に話せない人々が話せるよう、意識変革を行う必要があるのでは、と考えます。

議事録等で会議の発言者は容易にわかります。話さない人をリストアップし、上長との定期面談等の機会の際にヒアリングすることで、ある程度の対処は可能そうです。

また、人事部門は、中堅社員以上を対象にファシリテーター教育を実施し、円滑な会議運営、発言者を増やすための施策等を導入すれば効果がありそうです。

研修関係の業界は需要が高まりそうですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

クッソくだらないテーマでも、突き詰めて考えると様々な発見があるから楽しいですね。駄文失礼いたしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!