プレ然草

プレ然なるままに日暮らし、パソコン向かいて。

市議にならないかと打診された話

f:id:eyhire:20211011223008p:plain

今回は、何かを説明するわけでもなく、
実際にあった話を書きます。
プレゼンとはかけ離れていてすみません。

昔、縁あってとある地方に異動となり
ひょんなことで知り合った方から

「市議会議員選挙に出馬しないか?」

と持ちかけられたことがあります。

これはその時の話です。

きっかけ

ある地元企業の重役と仲良くなり、
私のことを気に入っていただき
市議会議員選挙出馬の打診を受けました。

まあ、お酒の席でしたが、
割と本気だったようです。

その後何度か話を受けました。

打診の内容

どの程度の本気度かは不明ですが、それなりの当選確率は保証していたようです。

・それなりの支持母体となる組織があるようで、まあまあの票田となること
・出身地が違くても、組織や消防団に入ることで地元のロンダリングができること

がその理由とした挙げられていたことを記憶しています。

まあ、それだけで当選なんてできないだろうし、生ぬるいものではないことは理屈的に理解していましたが。

支援者がいるというのは大変心強いもので、夢を抱けました。

f:id:eyhire:20211011225111j:plain

その市は人口20万弱の地方都市。

全国的に有名な特産物もあり、
自治体としてはこれからも生き残るであろう市です。

当選のボーダーラインは1200票。

「なんとかなるんじゃないか?」
と思えた数字でした。

人口比的に考えたら難しいのでしょうが。

舞い上がった私は楽観視していました。

まんざらでもない自分

率直な感想はまんざらでもなく、
恥ずかしながら真剣に迷っていました。

当時、その地方に住み着こうと考えていたこともあり、
Iターン転職としての市議会議員という選択肢もありなのか、なども考えました。

「サラリーマンで出世しないでいるより、こっちの方が夢があるのでは」

始まる妄想。

 

選挙ポスターは、苗字を漢字にして名前をひらがなにしよう とか

妻にも『妻です』タスキをつけて市民に握手してもらうか とか

公約どうしようとか・・・

結果

しかし、

「市議というものは、なるべくしてなる人が就くものだ」

という話を聞きました。
それは、

立派な教育者であったり、

地元民から愛されていたり、

相当な実績があったり。

そんな、素晴らしいエピソードが語り継がれるレベルの人格者がなるものだ
というものです。

私のような一般人
かつズボラでだらしなく、
社内政治すら面倒で避けたい人間。

自分のような人間が当選しても、人間的に足りない点が多く
結局うまく行かないんじゃないかと考えて辞めました。

人前でベラベラ喋ることしか取り柄がないですしね。

動機も浅はかで市民に失礼です。

現在

しかしながら、
汚職とか悪いニュースを見ると、

「やはり出るべきだったのか?」
と一瞬後悔もする。

人生ってそんなもんですよね。

というお話でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!