【行政書士試験】フォーサイト教材レビュー後編【忖度なし】
本記事では、引き続きフォーサイトの教材レビューをします。
テキスト、過去問題集、DVD(講義動画)は前編で紹介しておりますので、
そちらをご覧ください。
目次は以下となります。
直前対策問題集
択一対策、記述式対策、一般知識対策
の3つがありました。
届くのが9月以降だったので
早く送ってほしかったです。
択一対策
Aランク問題がまとまっており、重要論点の確認に役立ちました。
記述式対策
はっきりいって、
「こんなの本試験で今更出すか?」
と思うような微妙な問題が多かったです。
(令和2年度の記述式については、予備校各社が予想を外していますのでフォーサイトが特別ダメとは思ってはいません。)
理解が曖昧な分野をあぶり出すという意味では役立ちました。
一般知識対策
情報通信分野については、 テキストの内容と全く同じでした。
違う点は、重要そうな時事ネタをまとめてくれている点です。
試験直前は毎日目を通しました。
再現問題集
悪かった点:単なる昨年度の過去問でしかなかったこと
本試験の予想問題と期待していたものの、 単なる昨年度の本試験問題であることが分かったときは、 がっかりしました。
それなりに緊張感をもって解きはしましたが、再現と銘打つのなら、今年度の対策用として作って欲しかったです。
答練
悪かった点:記述式の採点ができない
理解が半端な箇所の特定に役立ちました。
難易度としては、少し低めな印象です。
良かったのは、道場破り(アプリ)で採点できることです。
記述式も採点して欲しかったですが・・・
マークシートも本試験と同じ仕様なので、 マークシート慣れすることができました。
模擬試験
悪かった点:在宅受験、難易度が参考にならない
購入することはおすすめできません。
10月2週目に本試験レベル というものを解いてみましたが、
「本試験レベルはこんなものなのか?」 と不安になりました。
正直、ここまで難易度が 実際の本試験とかけ離れていると、
緊張感を失ったり、油断してかかってしまう人が出るのではと感じました。
ある程度難しく、 微妙な点数だったほうが、気は引き締まるものです。
試験直前に受けて、自信をつけるツールとするなら良いものなのかもしれません。
予備校模試と違い、 在宅での受験となりますし、全国順位等の結果も出ないので
模擬試験に関しては、 他社で受けることが必須と思います。
道場破り(スマホアプリ)
悪かった点:バグが散見される
最も活用したツールです。
主要な活用方法は以下の通りです。
・確認テストで理解が曖昧な箇所のあぶり出し
・テキストのPDFデータをDLして、隙間時間に確認
・講義動画の音声を移動時間に視聴
テキストを持ち歩かずに学習できるので、
移動時間=勉強時間
にすることができ、大変助かりました。
悪かった点はバグが散見されたことです。
iOSアプリ版だと、
・テキストPDFデータの保存にバグ
・講義動画、音声をダウンロードしたのに視聴しようとすると アプリが強制的に落ちてしまうバグ
が発生し、 結局最後は講義動画・音声は全く使いませんでした。
また、アプリの使用頻度に応じて、
「段位」というものが変化し自信につながっていくというものなのですが
変化が激しすぎる (昨日まで3級だったのに、130級とかに暴落する)
ため、あてになりませんでした。
しかしながら、隙間時間を学習時間にするための ツールとしてはかなり高性能なものだと思いました。
合格手帳
勉強時間と内容を毎日記録するという趣旨はとてもいいと思ったのですが
・紙ベースで手書きで管理するのが大変
・勉強時間の計測が大変
であったので、 スタディプラス(スマホアプリ) で管理しました。
(スタディプラスについては過去記事をご参照ください。)
行政書士まんが(さくらの事件簿)
2回程度読みました。 意外と面白いです。
なんとなく、
「行政書士とはこういう感じなのか」
というイメージ付けに役立ちました。
合格体験記
本でもらえるものは読まず、 Web版のフォーサイトの合格体験記を見ていました。
http://https://www.foresight.jp/gyosei/story/
Web版だと、合格者の属性ごとにソートできるため、 自分と似た状況の人の体験談を確認できるのが便利 でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
厳しいコメントも一部ありましたが、総じて教材の質は良いものだと思っています。
どんな教材でも一長一短あるものだと思いますが、
一番大切なのは、自分が選んだ教材を信じて最後までやりきることだと思います。
教材レビューの記事でこんなことを書くのはよろしくないかと思いますが
「〇〇の教材にだから受かった、落ちた」
ではなく、大事なのは個人の努力です。
2020年度については、各社が記述式の予想を外していたわけですし(笑)
そう考えると、教材は「これなら自分に合うからちゃんと飽きずに勉強できそう」
といった選び方がいいのかなと感じます。
本記事が、皆さま自身のスタイルに合った教材を選んでいただく際の一助になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!