プレ然草

プレ然なるままに日暮らし、パソコン向かいて。

【臨場感たっぷり】行政書士試験当日の振り返り

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いわゆる直前期のシーズンになりました。

受験を予定している皆さん。

試験日前日までの計画は立てましたか?

試験当日の持ち物は決めましたか?

受験会場の下見はしましたか?

当日のイメージトレーニングはしましたか?

言う迄もなく、直前期は非常に大切です。
知識が乗っかってきているので、
一問解くだけで得られる情報量が
一か月前と比較して雲泥の差です。

可能な限り有意義に過ごして、より合格に近づきましょう。

さて、本記事では、私が受けた令和2年度行政書士試験当日を振り返ります。
可能な限り、臨場感が出せるように執筆しました。

当日のイメージトレーニングに役立ててみてください。
休憩時にでも読んで頂ければ嬉しいです。

試験開始前

8:00 起床

 

前日は早めに23時ごろに寝たものの、
緊張から早朝4時に一度起きました。

30分ほどして寝ることはできましたが、
興奮状態のようなものがあって眠りは浅かったことを記憶しています。

 

10:00 出発

 

行きのバスに乗る時、
怖くなって足が止まりました。
自分でも驚きました。

家族の協力や自分の頑張りがあったからこそ、信じられないほどの不安に駆られたのではないかと思います。

駅に着き会場に向かうまでは、憲法の条文を読み上げる動画を見ながら移動しました。(動画については過去記事でご紹介しています。)

 

11:30 会場到着

 

下見をしていたので、迷うことなく予定通りに到着しました。

1時間30分も早く着いたので、早すぎたか心配しました。
しかしながら、試験開始30分前には着席して何もできなくなることを考えると
実質1時間前に着いたようなものなので、丁度よかったと思っています。

11:45 昼食

 

会場に向かう途中に受け取った、
各予備校が配布している『直前チェック』を流し読みしながら食べました。

コロナの影響もあり屋内での飲食が禁止されているので
試験会場である大学構内の芝生の上に座って食べました。

 

12:00 試験室に入る

 

トイレを済ませてから入室しました。

・コロナの影響で窓を開けているため、寒く感じた
・予想よりも受験生同士の距離が近く、圧迫感を感じた

のを覚えています。

なお、私の会場ではありませんでしたが、東京ビッグサイトのような会場では
風が吹いた影響で回答用紙が飛ばされるようなトラブルに見舞われる受験生がいたそうです。

机の上に文房具を出してから、直前まとめノートを読みました。

(直前まとめノートについては、前回の記事で紹介しております。)

チラッと見えた試験官の行政書士バッジがかっこよくて
闘志が湧いたのを覚えています。

 

 

12:15 直前オリジナル問題集を解きはじめる

 

作成したオリジナル問題集を解いて、本試験の時に問題が解けるイメージ作りをしました。問題集については過去記事をご参照ください。

 

 

12:25 試験開始の心構えのテキストを読む

 

フォーサイトで配られた試験開始前の心構えのテキストを読んでました。
正直、頭に全く入ってきませんでしたが、眺めることで多少気休めにはなりました。

 

12:30 試験官による説明開始

 

試験官の指示により、文房具以外のものはすべて仕舞います。
この段階で、一気に緊張が高まりました。

頭の中で知識の確認とか、そういうことはしませんでした。
ただ、心を鎮めることしか考えていませんでした。

問題用紙・回答用紙が配られて以降は、
回答用紙の記述式の問題の回答マスに続いている文章から、
どんな問題か予想して速攻解けるようシュミレーションをしていました。

試験本番

13:00 試験開始

 

開始と同時に、フォーサイトの直前応援ライブで聞いた通り、自信ない数字系のものを一気に問題用紙に書きなぐりました。

そのあと、問題を流し読みしました。
以下のような感想を抱いてから解き始めることになりました。

記述・・・予想が大きく外れ、訳の分からない問題があって動揺、部分点狙いか?
基礎法学・・・全くわからない
憲法・・・簡単そうな問題が1問もないため、得点源にするのは辞めよう
行政法・・・ほぼ満点狙えそう。ここをミスると死活問題だから慎重にやろう
民法・・・模試より簡単そうでホッとする
商法・・・数問解けそう。ラッキー
多肢選択・・・模試より簡単そう
一般知識・・・予想外の問題が多いし、情報通信が微妙だから不安だ

 

なお、私の回答順序は

多肢選択→記述式→一般知識→基礎法学→憲法行政法民法会社法
→保留した問題→記述式を再検討→マークチェック

 

でした。

しかしながら、得意な多肢選択から始めてリズムをつけ、
記述式をサラッと解いてみるつもりが

意味不明な問題やなんとも言えない問題があったことで、ペースが乱れました。

少なくとも10分程度遅れをとってしまったかと思います。

模試でもこんなことはなかったので、

「まさか本番でどうして」

と絶望しましたが、
LEC横溝先生が言っていた『絶望タイム』が来ただけだ、と立ち直りました。

その後のことは無我夢中で問題を解いていたのであまり覚えておりません。

記憶にあるのは、

・トイレに行ったこと
・試験中に受験生同士のいさかいが起こったこと
・時間が15分余ったこと
・1問マークミスがあったこと
・徹底的にマークチェックを行ったこと
・正を求めるのか、誤を求めるのかひたすら確認し直したこと

位です。(あれ、結構覚えている・・・?)

試験終了後

試験終了の合図が聞こえた時、漠然とした根拠のない自信が出てきましたが
家に向かうにつれて不安が増してきたことを覚えています。

試験日の夜はちょっとしたお祭りです。

各社が回答速報、講評会ライブをやります。
また、Twitter行政書士試験で検索すると大騒ぎしています。

3時間の試験でクタクタですが、早く家に着いて自己採点をしなければなりません。

私は電車の中で資格の大原さんのTwitterアカウントの解答速報を見ていましたが、
問題用紙を出して確認する気力はありませんでした。

家に到着後、迷うに迷いましたが、決めた通り自己採点をしました。
この恐怖から解放されたかったからです。

自己採点

○、×をつけるたびに寿命が縮まる思いでした。
特に、基礎法学と憲法が悲惨だった前半は、生きた心地がしませんでした。

私はアガルートさんの速報で自己採点しました。
その結果、点数の計算をしたところ、180点になりました。

「?」となりました。
不安だったので、もう一度電卓で足し算をしたら、また180点でした。

思わず、「やったーー!!!」と大声を出しました。
その後、他社でも同様の点数だったので、合格を確信しました。

その場で寿司の出前を取り、お祝いをすることにしました。

私の行政書士試験への挑戦は、いったんここで幕を閉じました。

振り返って思ったこと

各予備校の配る直前対策シートはチラ見程度

直前対策シートの予想はあんまり当たっていませんでした。
自分で作ったまとめノートを読む方が点数に直結しやすいと思いました。

テキストはどうせ読まない

個人的な感想ですが、
ぱっと見説明できない箇所を発見してしまうと、自信を失います。

そうなりたくなかったので、私は読まなかったです。

なお、試験会場ではテキストを眺めている人が多かったです。

とはいえ、ここまで使ってきた思い入れある教材です。
使わないけどお守りとして持っていくイメージがいいと思いました。

周りの人を見て萎縮しない 

会場は想像以上に人がいます。
この中で受かるのは数人程度なのか・・・とか思うと一気に不安になります。
必要以上に考えないようにしましょう。

合格点さえとればいいのですから。

予想外の事態が起こっても気にせず

受験生同士の喧嘩、とまでは言いませんが、諍いが
なんと試験中にありました。


受験会場はマスク必須ですが、咳を巡り、
「うるさい!」やら「病気なら帰れ」
のような諍いが聞こえてきました。

私も10秒程度よそ見してしまいましたが、
貴重な本番の時間を捨てるわけにはいかないので
集中したら気になりませんでした。

問題は最初に見て、ペース配分を検討する

私は模試の時これをやっておらず、
直前ライブの影響を受けて本番で初めてやりました。
今思うと、結構危険なことをしたなと思います。

なるべく本番で初めての試みは避けた方がいいかと思います。
事前に模試で何回か同じことをした方が安全です。

基礎法学に圧倒されない

模試を受けた方はご存じでしょうが、
やはり本番時に難問にぶつかるとダメージは大きいです。
行政書士試験研究センターの思惑に流されないようにしましょう。

即答できない問題は保留、ひとまず一巡したらトイレへ

トイレに行きたいという不安要素が少しでも出てくる可能性があるなら
それは潰した方が良いです。

少しリラックスして、保留した問題について何か閃くかもしれません。

なお、個人的にエナジードリンクは飲むとすぐトイレ行きたくなるから
当日は持っていきませんでした。

自己採点ができるように対応する

私は回答肢は〇を付けるほか、
各問上部の空欄に、選択した数字を大きく書きました。
また、時間が15分余ったので、

・正を選ぶのか、誤を選ぶのか
・マークミス

を神経質なほど確認しました。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

やはり本番の精神状態は違います。
いくら模試で慣れていても、空気の重さと人の数が段違いでした。

本番まで、一度はイメージトレーニングを行った方がいいと思います。

この記事が皆さんに少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後まで頑張りましょう!!