【育児】Nobody‘s Perfect テキストを読んで救われた文言【カナダ発】
縁あって、以下のテキストを読むことに。
せっかくなので、備忘も兼ねて響いた文言をまとめました。
Nobody‘s Perfect
カナダからの子育てメッセージ
PARENTS/親
ドメス出版
Nobody‘s Perfectとは
- カナダで実施されている親のための教育・支援プログラム
- 0歳から5歳までの子どもを持つ親が対象
- 特に若い親・ひとり親等を支えるのが目的
親自身の知識や経験を土台としながら、互いに学びあうことを目的とし
少人数グループで親同士が互いを情報源として、あるいはアドバイスやサポートの資源として助け合い、支えあうことを目指すもの。
日本でも、自治体によっては類似のことを実施している所もあります。
私が読んだテキストは、そのため教材という位置づけです。
響いた文言
完璧な人はいません。完璧な親もいなければ、完璧な子どももいないのです。私たちにできるのは最善をつくすことだけであり、時には助けてもらうことも必要なのです。
育児をしていて、子どもに上手に遊んであげられない自分に自己嫌悪することが多いのですが、これを見て救われた気持ちになりました。
親とは子どもと自分のために最善をつくそうとしている人と言えるでしょう。できるだけのことをして「これでいいんだ」と思いましょう。
「もっと稼げたら子どもにより良いものが与えられるのではないか」
という自責の念があったのですが、少し和らいだ気がしました。
自尊心とは、心のうちにある「私はよい人間である」という感情
これは育児と違う側面ですが、
自尊心を「プライドのようなもの」と解釈していたので、わかりやすい表現だと思いました。(私が無教養なだけなのかもしれません・・・)
人はものよりの大切です。子どもを抱っこし、一緒に遊ぶことは家を掃除することより重要です。
子どもといる時、どうしても「子どもと遊ぶ」以外のことに目が行ってしまうのですが、この言葉を意識して気を付けようと思いました。
毎日しなくてはならないことを書き出しましょう。それらを片付ける最も簡単で早い方法を考えましょう
マルチタスク、創意工夫をしないことには育児と家事を両立できないことを思い知りました。家のことも仕事並みに考え、全力を尽くさないといけません。反省です。
どのようにふるまったところで、すべての人を満足させることはできないのです。自分自身の判断を信じてください。あなたは完璧ではありません。子どもも完璧ではありません。同じように、スーパーで眉をひそめてあなたを見ている人も完璧ではないのです。
小心者なので、子どもが出先や電車などで泣いてしまった際、子どもが泣いていることに加えて、自分の言動にまで周囲の視線を気にしてしまうので、救われる文言です。
以下のようなプロジェクトに賛同し、「泣くのが仕事」と考える人がもっと増えてくれるといいですが、まず自分自身の意識を変える方がてっとり早いですね。
おわりに
このテキストを読んでいる間中、「池袋母子餓死事件」が頭の中で浮かびました。
本プロジェクトは上記記載の通り、0歳から5歳までの子を持つ親が対象なので
この事件を出すのは論点がずれているのかもしれません。
しかしながら、このプロジェクトの求める先である
「情報を得る」
「頼れる先を作る」
「使える行政サービスを把握する」
があれば、親の持つ「情報量の少なさ」が餓死という結果を防げたのかもしれない
という点では、通ずると思います。
本テキストではマインド面の学びが多かったですが、
子どもが大きくなろうが、常に情報のアンテナを張りつづけなければならない
ことを痛感した秋の夜でした。